自己紹



私の父は会社員でした。大阪の下町で普通に育ちました。そんなわけで、わたしは大きくなれば普通じゃない生きかたにあこがれたものです。会社員となって東京で暮らしましたが、それは私の夢と余りにもかけ離れたものでした。そんななかで、あるデザイン学校に入ることになります。桑沢洋子、ワイマール共和国の時代、バウハウスで学んだ彼女は東京にデザイン学校を作りました。わたしはそんな学校の、一粒の種でした。

さて、長い道のりの末、私はこの焼き物という仕事と出会います。私はこの仕事を約30年ほど続けてきましたが、普通じゃない生きかただったでしょうか。実のところは皆様方とそれ程ちがわない市井の生活者です。

土を捏ね、かたちをつくり、窯を焚く。そして、焼きあがったものを売る。じつに単純な人生です。このサイトでは、そんな生活から生まれた作品の紹介をさせていただきます。

3年ぶりの更新ですが、ご訪問いただいた方々に記憶に残るようなサイトにしたいなぁとおもいます。一粒の種が、どれだけ大きくなったか、あるいは大きくなるのか、それとも、普通じゃなかったのか。            2009年7月29日記す


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この家に越してきたばかりの写真です。築100年、これからどうリフォームするか楽しみだった頃です。この写真をみてるとまるで開拓者です。保育所に通う娘と、私の妹。まだ若かった頃の写真。もちろん、コンピューターなんてなかったころです。


15年後の今の我が家。殆ど自分で手直ししました。これも、友人に大工がいたからです。ガラス戸やサッシ、取り壊す家があると電話が入りました。ですから、風呂以外すべてリサイクルなのです。
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